私は今、広島に住んでいます。
昨年8月、東京近郊から離れたことのない旦那を説得して移住しました。
急だったという事もありますが、人間関係が苦手な私… 周囲の皆様にもあまり移住した事をお伝えもしておらず、これを見て「え!?」と思われている方もいらっしゃるかも?(失礼しました)
昨日、西日本豪雨で壊滅的な被害を受けた安浦町の中畑市原地区でのボランティアに行きました。報道やSNSで映像や写真は見てはいましたが…実際に目の前に広がる現実を目の当たりにして愕然としました。
中畑地区はやっと道路が通れるようになったものの、あまりにも被害が大きく、まだ危険な区域です。避難指示や勧告も長く継続して出ており、8月に入ってやっと復旧作業が出来るようになったそうです。
片付けをお手伝いさせて頂いた被災宅の方々から、沢山のお話も伺いました。被災当日のこと、近隣でお亡くなりになられた方のこと、避難生活のこと、今後について…… 一つ一つがとても重く、なかなかここでお伝えしきれません。
お話をして下さった方は、新聞の一面に被災風景と一緒に掲載された方です。昨日も報道の方々が次々と取材に訪れておられました。それなのに…中畑地区へのボランティアの数はとても少なく、不思議がっていらっしゃいました。
同じくお手伝いに来られていた被災者のご友人が「こちらではあまり報道されなくなったけど、その後どう? って、東京の友人に聞かれたの」と言われました。それを聞いた被災宅の方が「そ、そうなの? こんな状態なのに…やっと今からなのに…」とポツンと言われました。
これまで、SNSアカウントは持っているものの、投稿するのは苦手で他の方のUPを見るだけの私。 実家は同じく被害が大きかった呉市天応…それでも周囲へ向けて状況をお伝えしたり投稿したりはしていませんでした。
しかし、昨日から自問自答… 本当にそれで良かったのか? 自分が出来るボランティアを精一杯行い、それだけで自己満足していました。
投稿する事が全てでは無いけれど、絶対では無いけれど… 地元に居る私が、周囲に向けて発信することで広がる何かがあるのでは?
中畑の被災宅の方は、辛い中で報道の取材を受け続けていました。
私が人間関係が苦手、UPが怖い、そんな事を言っている場合ではなかった…
東日本の震災や熊本もそうであるように、これから広島も長い復興の道が始まったばかり。
既にボランティア参加数は減り、広島県民でさえ認識が薄れています。
勿論、普段通りの楽しい生活を送ることは大切なことです。
でも、被災地ではまだ普段の生活を必死に取り戻そうとしている人がいる事をたまには思い出し、それぞれが出来ることをしていければ…
昨日取材に来られていた中の一つNHKさん。
本日9:00〜ニュースウォッチで放映されるそうです。
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